男女関係の問題から心にダメージをうけてしまった人のきっかけはいろいろあると思います。
自分の感情がコントロールできず精神的なDVを繰り返してしまうモラハラで苦しんでいる女性にお会いしたことがあります。
ささいなきっかけでスイッチが入ってしまうと自分でも感情をとめられなくなり相手にストレスがかかるようなことを大声で怒鳴る・命令口調でののしるなど精神的に追い込んでしまう行為をしてしまうのだそうです。
いけないことだと思いつつも感情を吐き出さずにいられない自分自身に嫌悪感をだくので感情を爆発させた後はさらに落ち込むのだそうです。
精神科へも通われたそうですが、通院していても改善もされないので相談にいらっしゃいました。
こういった方の原因はご自身の心にあります。
人が怒るというのは現象です。
心が傷つき弱ったとき自分を守るために起こす防衛本能です。
見方を変えれば、怒っている人は心が傷ついている人なのです。
怒りやイライラは、その人の心が悲鳴を上げて助けを求めている状態でもあるのです。
不安や恐怖心から身を守るために攻撃的になってしまうのです。
健康な心が空気のいっぱい入った風船だとすれば、怒っている人の心は空気が抜けてしぼんでいる状態です。
あなたも経験ないでしょうか?
普段なら言われても気にも留めない言葉が、たまたま嫌なことが続いて落ち込んでいるときに同じ言葉を過敏に受け止め傷ついたことが・・
風船の空気を栄養と考えましょう。
栄養を自分で積極的に取り込める人は自分で心を満たす方法を知っているので、怒ることはめったにありません。
モラハラを繰り返す人は栄養を自分では満たす方法がわからない人です。
こういう方は必ず過去に何らかの原因で愛情を充分うけれなかったことから起因します。
そして自分などどうでも良いとか自分なんて ひどいといつ死んでも構わないという言葉をつぶやきます。
自分で自分の心を虐待し続けているために、心がやせ細ってしまっているのです。
対処法として
まず本人がそのことに気づき自己虐待を止めること。
それから自分の心との対話をして正しく自分を安心させてあげる
そして正しく自分を愛してあげることです。
うつ・供依存・心身症・モラハラなど心のダメージに起因する原因はほとんど自分の心を虐待し続けた結果です。