離婚問題でパニック障害になった女性


 

失恋など男女問題でパニック障害になった人が多いと聞きます。

 

昔、パニック障害をかかえている女性と知りあったことがあります。

彼女に出会うまでパニック障害の存在すら知りませんでした。

 

パニック発作は 日常何かの引き金で突然予期せぬ形で発作が起きます。

動悸 めまい 発汗 呼吸困難などともなった強烈な不安感に襲われることから始まります。

落ち着こうとしても落ち着けるわけではなく、ひどいと救急車や病院に駆け込まなければと思うような症状が出ます。

発作は数分から一時間くらいでおさまり、検査をしても以上は見られません。

なので救急外来などだと「気のせいです。」みたいなことで帰宅することになります。

 

パニック障害での発作の症状は、人が危険な非常事態にでくわし自らを防衛するために発動される心身の体制とも言われています。

このような非常時の心身反応が、全く平穏な日常で発動されてしまうのが「パニック発作」といわれています。

このようなエラーが生じる原因として交感神経系が興奮作動しやすい準備状態がセットされているのではないかという説が主流のようです。

 

彼女は心療内科でパニック障害との診断を受け薬物による治療を受けていました。

パニック障害のきっかけは 過度の精神的ストレスが原因 とも言われています。

 

彼女が発症したのは前夫とのいざこざから始まったそうです。

知り合ったのは、彼女が離婚して数年後のことです。

パニック障害の原因ともなった前夫はいないのに病気は続いていました。

当時は知識もなかったので、一生かかえていかなければならない病気なのかなって思っていました。

 

心がストレスにさらされて発作を起こすようになったのであれば 精神安定剤などの薬物のみの治療はいかがなものかと思うのです。

心の傷に体の薬は効くものでしょうか?という疑問が残るわけです。

 

10年以上も前に少しだけお付き合いしただけの女性なので今はどうしてるのかわかりませんが、もしかしたらストレスを受けた心の傷をいやしてあげることができていたら彼女はパニック障害から完治していたのかも・・と思うのです。